「ブッダ」2007年 2008年「舞踏クロッキー展」出品作
忘れられなければ、価値は上がり続ける。
東洋画家・小西MIHO 遺作<クロッキーシリーズ>
価格は1日ごとに40円ずつ上がり続けます。
下がることは、ありません。
Concept
アーティストに、引退はありません。
強いて言うなら、忘れられたときが引退です。
そして、絶対にやってはいけないことがひとつ。
値段を下げること。それは、自分で価値を下げることだからです。
忘れられさえしなければ、価値は上がり続ける。
この仮説を、そのまま価格にしました。
売れても、売れなくても、1日40円。
誰かが評価したからでも、話題になったからでもありません。ただ、日が経ったからです。
今日がいちばん安い。
けれど、絵は変わらずそこにあります。
いつ手にするかは、あなた次第です。
※ 価格はシリーズ全体で共通です。まだ売れていない作品はすべて、その日の同じ価格で販売されます。
※ 基準は日数だけ。誰が見ても計算できるからです。売れ行きや人気は価格に反映させません。
Wave 1 ── 2026.8.20
クロッキー/紙・鉛筆 すべて一点物です。以降60日ごとに、新しいウェーブを公開します。
販売はcryptohouse上で行われます。
Artist
1960年6月16日 - 2022年11月6日

東洋画家。本名、小西麻保子(こにし みほこ)。書法家雅号、祥遊。
書道教室を主宰していた頃に上海の画家と出会い、1989年に中国へ渡ります。国立華東師範大学で中国国画(日本では山水画で知られる)を、大学院で人物画を学び、外国人として初めて、絵画実技の修士号を取得しました。
1999年の帰国以降、東京銀座、京都高台寺、大阪阪急百貨店、上海美術館などで個展を重ねました。松竹スーパー歌舞伎では、三代目市川猿之助と中国京劇院をつなぐコーディネーター兼通訳を務め、『新・三国志』の舞台書も手がけています。
2011年、拠点を上海へ移します。以降、自分の展覧会は開いていません。後進の育成、イベントのプロデュース、こどもや障害のある子どもたちに向けたワークショップ。仕事の中心は、そちらへ移っていきました。
けれど、描くことはやめませんでした。
ダンサーを前にしたクロッキー会を、断続的に続けていたのです。次なる発表の機会に向けて、線を引き続けていました。
しかし、その機会が来る前に、難病により2022年に他界。
アトリエに残されていたのが、五百点のクロッキーです。
2008年に「舞踏クロッキー展」で発表した作品とは別の、一度も世に出されなかったもの。発表される日を待っていた線です。
主な収蔵 京都・高台寺(白鷺シリーズ3点)/上海・華東師範大学
メディア実績 朝日新聞「ひと」(2007年8月27日)/読売新聞/中日・東京新聞/上海・新民晩報/NHK「おはよう大阪」 ほか多数
主な経歴
Major Works ── not for sale
白鷺、生命の波、京劇の隈取り、そして文字。
中国で東洋画を学んだ画家が、二十年かけて描き分けてきた主題です。
2000年の秋、京都・高台寺の北書院で開かれた企画展では、柱と障子でできた書院の構造に合わせた展示レイアウトを作家自身が設計しました。ライトアップ期間の2ヶ月半で、30万人がこの絵の前を通りました。うち3点は、いまも高台寺に収蔵されています。
これらの作品はここでは販売しません。小西MIHOがどんな作品を描いた画家なのか。その記録として、ここに置いておきます。






Roadmap
15,000円は、生前に決めていた値段です。
この作品をいくらで売ろうと、母と話して決めた額でした。
けれど長いあいだ、作家として表に出ることがありませんでした。忘れられていた分だけ、評価はまだそこに届いていません。
だから、あえて5分の1から始めます。値段を下げるのではありません。いまいる場所から始める、ということです。
そして6月16日、小西MIHOの誕生日に、決めていた15,000円へ。
その日を目処に、回顧展を開催予定です。
ここまでが、第一フェーズ。 300日の道のりです。
公開のタイミングは売れ行きに関係なく、日付だけで決まります。
残された作品は五百点。そのうち
10% = 50点 = 10点 × 5回
2027年4月17日の第5ウェーブまでに、50点を公開します。
点数も日程も、あらかじめ決まっています。あとから増やすことも、減らすこともしません。
15,000円は終わりではありません。
取り戻した価値を、そこから先へ上げていくための出発点です。
1日40円という決まりは、2027年6月16日までのものです。
そこから先の価格の決まり方は、第二フェーズに入る前に、あらためてお知らせします。
公開する作品の数も、第6ウェーブからは少しずつ絞っていきます。
価格は日数で決まり、需要では動きません。調整するのは、市場に出る数のほうです。
このプロジェクトは、2027年で終わりません。
Where the money goes
第一フェーズの収益は、2027年6月16日の回顧展にあてます。
母をもう一度、人の前に立たせるためです。
第二フェーズからは、私がプロデュースするクリエイターの個展やイベントの経費に使います。
母を、アーティストとして輝かせることができませんでした。
私を一人前のプロデューサーに育てるために、自分の時間を使い果たしてしまいました。
そのことに少なからず責任を感じ、自分の不甲斐なさを痛感しています。
これが私がプロデューサーとしてクリエイターを支えていくという原動力にもなっています。
同じことを繰り返さないために、このお金を使います。
一点買っていただくことは、母の名前を一歩進めることであり、次の誰かの個展の壁を一面立てることでもあります。
Certificate
NFTとは、インターネット上に記録される、あとから書き換えのできない証明書のことです。
紙の保証書のデジタル版だと思ってください。破れも色あせもせず、誰の手に渡ったかも記録に残ります。
ここで発行するNFTは、投資や取引のためのものではありません。
作品には、このNFTの購入証明書をお渡しします。
記録するのは、どの作品を、いつ、いくらで受け取ったか。それだけです。
作品とこの証明書は、ワンセットです。
いつか誰かにお譲りになるときは、証明書のNFTも一緒にお渡しください。
そうしていただくことで、この絵がいまどこにあるのかを、私たちが辿れるようになります。
忘れられなければ、価値は上がり続ける。
そのためには、絵がどこへ行ったのかを見失わないことが必要です。証明書NFTは、そのための糸です。
※ 証明書はイーサリアム上のNFTとして発行します。お受け取りにはウォレットが必要です。お持ちでない場合は、作り方からご案内します。
※ 発行と送付にかかる手数料は、こちらで負担します。お受け取りに費用はかかりません。
※ 絵そのものが本物であることは、作品を保管してきた私たちが保証します。証明書はその記録であって、絵の真贋を機械が判定するものではありません。
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